【千葉県内初】柏の葉地区で自動運転レベル4開始へ、2026年1月から一般道での自動運転バス営業運行

柏市の柏の葉地区で、システムが全ての運転タスクを担う「特定自動運行（自動運転レベル4）」が2026年1月より開始されることが12月10日に発表されました。

千葉県内では初の取り組みで、一般道での自動運転バスの営業運行が実現します。

6年間の実証実験が結実

柏の葉地区では2019年11月から柏ITS推進協議会を主体とした自動運転バスの公道走行実証実験が継続的に行われてきました。

実証実験の経緯

• 2019年11月：自動運転バス（レベル2）実証実験開始
• 2021年9月：経済産業省・国土交通省共同事業に採択
• 2024年2月：レベル4実現に向けた公道走行試験開始
• 2025年8月：道路運送車両法に基づく自動運転レベル4車両認可取得

法的認可が完了

営業運行開始に向けて必要な法的認可が全て完了しました。

認可・許可の取得状況

• 8月29日：国土交通省関東運輸局から道路運送車両法に基づく車両認可
• 11月12日：千葉県公安委員会から道路交通法に基づく特定自動運行許可
• 12月9日：国土交通省千葉運輸支局から旅客自動車運送事業計画変更認可

運行概要

運行区間：東京大学柏キャンパス・シャトルバスルートの一部

一号近隣公園停留所～三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド前（税関研修所）停留所
運行主体：東武バスセントラル株式会社
車両：いすゞ製中型バス「エルガミオ」
最高速度：40km/h

今後の展開に期待

2026年1月の運行開始により、柏の葉地区は自動運転技術の実用化における先進地域として注目を集めることになります。

この成功事例が他地域への展開や、より広範囲での自動運転サービス普及のモデルケースとなることが期待されています。

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