東武アーバンパークライン柏〜船橋間が2026年度末にワンマン運転へ移行、人手不足・少子高齢化への対応

東武鉄道は6月12日、東武アーバンパークライン(柏〜船橋駅間・営業キロ19.8km)において、2026年度末からワンマン運転を実施すると発表しました。
背景には少子高齢化や労働人口の減少という社会課題があり、技術を活用した安全対策を整備しながら持続可能な鉄道事業を維持するための判断です。
なぜワンマン化するのか
東武鉄道はプレスリリースで「少子高齢化・労働人口の減少が問題となる一方で、各種技術を活用した列車運行の高度化や安全対策の導入など、鉄道事業を取り巻く環境は大きく変化している」と説明しています。
鉄道乗務員の確保が全国的に難しくなる中、設備の高度化によって乗務員1名でも安全に運行できる体制を整えることで、運行本数や路線の維持を可能にする狙いがあります。
柏駅を起点に全19.8kmが対象区間
対象となるのは柏駅を起点に新柏・増尾・逆井・高柳・六実・新鎌ケ谷・鎌ケ谷・馬込沢・塚田・新船橋を経て船橋駅に至る全区間で、営業キロは19.8kmです。
対象車両は60000系改造車両(5両)と80000系車両(5両)で、臨時列車等を除く全列車が対象となります。
全駅ホーム柵・防犯カメラ全車両配備で安全性を確保
ワンマン運転移行にあたり、柏〜船橋間の全駅にホーム柵(可動式・固定式)とホーム監視装置、定位置停止制御装置(TASC)が整備されます。
ホーム監視装置はホーム端部に乗客が近づくと自動で注意喚起放送を流す仕組みで、TASCは乗務員の負担を軽減しながら停止精度を高める装置です。
車両側面カメラと乗降確認モニタにより、運転士は着座したまま乗降の安全を確認してドアを操作できます。車内防犯カメラは全車両に100%設置され、車内で異常が発生した際には非常ボタンから乗務員・運転指令との通話も可能です。
2026年10月以降は乗務員訓練のため、一部通常列車で運転士によるドア扱いの練習が行われます。









