旧そごう柏店跡地の活用案が初めて明らかに、図書館・文化会館・市役所の移転を含む3案を柏市が検討

2016年の閉店以降、柏駅東口のにぎわいの空洞となっていた旧そごう柏店本館の跡地活用について、柏市が具体的な3つの検討案をまとめたことがわかりました。
いずれも1階に交通広場を設ける構想で、図書館・文化会館・市役所本庁舎という老朽化が進む3つの公共施設の移転が絡む大規模な再整備計画です。
今年中に解体が完了し、12月には市が跡地を取得する予定で、2026年冬には方向性が示される見通しです。
アクセス 旧そごう柏店本館
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老朽化した3施設の移転が検討の前提
今回の計画の背景にあるのは、市内主要施設の老朽化問題です。
図書館本館は築51年、文化会館は築54年、市役所本庁舎は築44年が経過しており、いずれも建て替えの時期を迎えています。
跡地の延べ床面積は図書館が約7500平方メートル、文化会館が約1万平方メートル、市役所本庁舎が約4万平方メートルを想定しています。
3案の概要
案1
1案は15階建ての複合ビルで、2〜12階を商業・業務エリアとし、13〜15階に図書館を配置。
市役所本庁舎と文化会館は別の市有地に建設する構想で、想定工事費は約488億円です。駅前に民間の商業・業務施設が入ることで、夜間・休日を含めたにぎわいが期待できるとしています。
案2
2案は16階建て複合ビルで、2〜8階を民間施設、8〜10階を図書館、11〜16階を文化会館とし、市役所本庁舎のみ別の市有地に建てます。
想定工事費は約573億円で、夜間・休日利用が多い文化会館も加わることから、3案のなかで最もにぎわいが期待できる案とされています。
案3
3案は14階建ての市役所本庁舎ビルを跡地に建て、図書館と文化会館は別の市有地にまとめて整備。
想定工事費は約448億円と最も抑えられますが、平日利用が中心となるためにぎわい形成は限定的と評価されており、民間事業者も参画しにくいとの見方が示されています。
1973年開業のそごうが2016年に閉店、にぎわいが失われた東口
旧そごう柏店は1973年に開業し、14階の回転展望レストランを備えた柏駅東口のシンボルとして長年親しまれてきました。
しかし営業不振などを背景に2016年9月に閉店し、以降は周辺の人通りが減少。にぎわいの回復は市の長年の課題となっていました。
市は2024年に跡地を約86億円で購入することを表明し、同年から解体が始まっています。
今回の3案は大手設計事務所などへの委託調査による初期検討の段階で、市は今後、民間事業者の参画意向も確認しながら、より具体的な計画づくりを進める方針です。








