老朽化が進む柏市立柏病院、現地での建替えの判断を先送りに
参考記事:柏市立柏病院のあり方を再検討、建替えおよび移転についての議論は白紙へ
以前、移転の可能性がほぼなくなった事をお知らせした柏市立柏病院。およそ築40年となり老朽化が進み、現地での建替えの判断を先送りする考えが示されました。
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現在の柏病院はこちらにあります。
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7日開催された柏市議会の冒頭、秋山浩保市長は市立柏病院の現状について、小児科の入院体制については「常勤医師が増員され入院体制を構築することができた」と評価した一方、病床利用率が目標の80%に届かなかった点を挙げ「条件は未達成であると判断した」と述べました。そして「引き続き経営改善に向けた取組を実施したうえで建替えについて今後判断していく」と述べ、現時点での判断を先送りする考えを示しました。
建替えには100億円以上がかかると言われており、「病床利用率80%」と「小児科の入院体制の確保」が条件とされていました。
先送りとなりましたが、老朽化は深刻なようで、このままでは朽ち果ててしまうという声が上がっています。
そもそもとして立地の悪さを指摘する市民の声も少なくありません。病床利用率が上がらない原因が、立地の悪さにあるとしたら、100億円をかけて建替えを行うべきなのか?もしかしたらもう一度検証する必要があるのかもしれません。
利便性と人口増の観点から、柏の葉への移転の話が浮上したものの、移転については可能性がなくなりました。
果たしてどうなっていくのでしょうか。
