【災害対策強化】柏市と京葉瓦斯が災害時相互連携協定を締結
柏市の災害対応体制がさらに充実します。
8月19日に京葉瓦斯株式会社との間で「災害時における相互連携・協力に関する協定」の締結調印式が行われ、災害発生時における相互支援の仕組みが正式にスタートします。
調印式の概要
- 日時:2025年8月19日(火)午前11時50分~正午
- 場所:柏市役所本庁舎3階 庁議室
参加者:
京葉瓦斯株式会社 代表取締役社長 江口孝氏
柏市長 太田和美氏
お互いの強みを活かした協力体制
今回の協定では、柏市と京葉瓦斯がそれぞれの持つ資源や機能を災害時に相互活用する内容となっています。
柏市から京葉瓦斯への要請内容
広報活動のサポート
災害時には正確な情報伝達が重要になります。京葉瓦斯が保有する広報車を活用して、市民への情報伝達をサポートしてもらいます。また、ガス供給の復旧作業に関する市民対応についても協力を求めることができます。
発電機用カセットボンベの提供
停電が発生した際の電力確保は、避難所運営や災害対応において極めて重要です。京葉瓦斯が保有する発電機用カセットボンベの提供により、災害時の電力供給体制を強化できます。
京葉瓦斯から柏市への要請内容
復旧作業拠点の提供
ガス供給設備の復旧作業を効率的に進めるため、市が保有・管理する土地や施設を作業拠点として使用できるようになります。これにより、より迅速な復旧作業が可能となります。
広報手段の活用
市の広報ネットワークを通じて、ガスの供給停止状況や復旧見込みなどの重要な情報を市民に発信することができます。市民にとって必要な情報をより早く、正確に伝える体制が整います。
地域全体の災害対応力向上へ
この協定により、災害時における官民連携がより一層強化されることになります。
市単独では限界がある災害対応において、民間企業の専門性や資源を活用することで、より効果的な支援体制を構築できます。
特に、ライフラインの一つであるガス供給に関する専門的な知識と技術を持つ京葉瓦斯との連携は、市民生活の早期復旧に大きく貢献することが期待されます。
実効性のある災害対策を目指して
柏市ではこれまでも様々な災害対策を講じてきましたが、今回の協定により、さらに実効性の高い災害対応が可能となります。
災害はいつ発生するか予測できないからこそ、平時からの備えと連携体制の構築が重要です。
行政と民間企業がそれぞれの得意分野を活かして協力することで、市民の安全・安心をより確実に守ることができます。
市民にとってのメリット
この協定により、災害時における情報提供の迅速化、ライフラインの早期復旧、避難所等での電力確保などが期待できます。特に、停電時の電源確保や正確な情報提供は、避難生活の質の向上に直結する重要な要素です。
柏市の災害対応体制がまた一歩前進したこの取り組みは、市民の皆さんにとって大きな安心材料となることでしょう。
